ジュリエッタQV は予防的に発電器を交換


このところ、ジュリエッタQVのご新規様が増えています。
年月が経ち、改めて増えてくる車種というのは、ある意味趣味性の高いモデルと判断できます。

ルーテシア3RSがそうであるように、いつまでも乗り続けたいと思わせるは年月経過共に入庫が増える。最近の流れです。

確かに回りを見渡しても、ほどほどサイズの左ハンドルマニュアルなんて、ラテン車ではほぼ皆無になりました。
そんな中でジュリエッタQVが光る存在になっている様に思えます。

ただ、結構手は掛かります。
入庫台数に対して、トラブル率の高い個所に特徴があります。
発電器 オルタネータのトラブルが多い様に思えます。

今回は予防的に交換をご案内させて頂いていますが、QVならば10万キロ越えたら交換を考えたい個所です。

簡単に交換作業を行える構造であれば良いのですが、まあまあ作業性が悪いのも特徴です。
そして、鉄ブロックとアルミブロックでは作業内容が大きく異なる事も大切なポイントです。
アルミブロックの方に、鉄ブロックを想定したお見積りをご提示すると金額差が大きくなります。

最近のオルタネータは、電子部品だけでは無くここもよく壊れます。
プーリですね。
ワンウェイ機構を備えた構造でして、オルタネータへの過大なトルク入力を軽減する構造です。
良い構造ですが、ワンウェイでは無くなっていたり、逆にロックし回らなくなったりと、様々な事が起き得ます。

これまで使用していたオルタネータのレギュレータ部のブラシ残量をチェックします。
激減りでは無いですが、十分減っていました。
スリップリングもある程度の段付きは確認できます。

予防整備は、転ばぬ先の杖だと思います。
出先でオルタネータがトラブルを起こすと、自走は不可能になります。

この投稿を準備している本日は、6月30日です。今週は暑さが厳しいです。
数年ぶりに猛暑で長い夏になりそうですね。車も悲鳴をあげているのは間違いありません。

なんとなく、今年は水関連・電装関連のトラブルが続出する気がしてなりません。
何年前かの猛暑の夏に、チンクのサーモスタット破損・ラジエタ破損 がひと夏に何台も発生したことを思い出します。

ジュリエッタは、オルタネータと合わせて水回りの予防整備も行います。
引き続き作業を進めます。

Written by Hashimoto

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