ベルランゴ スタビリティアップ作業スタート


ベルランゴはスタビリティ向上作業を進めていきます。
作業内容は、リフトアップスプリングとボディブレースキットの取付です。

作業前の車高測定
フェンダーアーチ~水平床面までの距離を測っています。
フロント:715mm

リヤ:746mm

使用するのは SessA リフトアップスプリング 既に定番化したスプリングキットです。
ノーマルのショックアブソーバを使いながら、スプリング交換のみで車高を上げる事が目的です。
ローダウンスプリングの逆ですね。

リヤスプリングはご覧のツールがあると、苦労を強いられずに取り外す事が出来ます。
こちらのスプリングコンプレッサーと、ショックアブソーバ交換用のベンチの導入は随分と古い頃でした。

使用頻度が低く、工場の奥にしまい込んでいたのです。
本来は据え置き且つ、アンカーで床に固定する物なのですよね。それだけに使用が億劫になっていたのですが、移動式のコロを取り付けてからは使用頻度が爆上がりしました。
ほとんどの車種のダンパー組替え時に使用しています。
そして、このスプリングコンプレッサは強度確保と、可動範囲の多さが特徴でして、硬くて長いスプリングを圧縮する際に恐怖を感じずに作業が可能です。
特に、リフトアップスプリングの作業時は重宝しています。

リヤのショックアブソーバを取り外さずに、スプリングを取り外す事が可能です。

新たに取り付けるスプリングも、同様にセットして車輌に組付けます。

組付け後の車高
フロント:715mm→740mm=25mmアップ

リヤ:746mm→781mm=35mmアップ

ベルランゴ・リフターに加えて最近ではフィアット ドブロもこのシリーズに仲間入りですね。
全ての車種で前後の軸重が異なります。
ノーマルショックアブソーバを使用する事が前提の、リフトアップスプリングですから上げ過ぎはNG。
ローダウンスプリングにおいても同様の事が言えますね。下げ過ぎはNG。

今後リリース予定のMCB(モーションコントロールビーム)の仕上がりも楽しみです。
その先の計画も思案中。未だ動き出せてはいませんが、色々な開発が落ち着けば着手する企画をご用意しています。
Written by Hashimoto

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