プジョー106のリフレッシュメンテナンス ステージ3メンテナンス施工

鮮やかなイエローなボディカラーが美しいプジョー106S16は最近購入され、これから大事に乗っていく為のリフレッシュメンテナンスでお預かりです。

走行距離もまだ8万キロ程と106にしては少ない良い車両ですが年数の経過とともに気になる箇所も出てきますので初回メンテナンスを行っていきます。

 

下回りやエンジンルームのスチーム洗浄を行いキレイになったところでステージ3メンテナンスから開始してきます。

まずはシャシーダイナモを使い現状の体力チェック。ここで問題が見られれば何かしらのトラブルを抱えている事となります。

適正な出力グラフも確認でき、大きな問題を抱えている恐れもないことも確認できたので整備を進めていきます。

ステージ3のメイン作業となるカーボンクリーンから行っていきます。

専用の機器を接続しカーボンクリーン液剤を使いエンジンを始動、アイドリング状態で1時間ぐらいかけ長年にわたって溜まったエンジン内部のカーボン汚れを落としていきます。

カーボンクリーンが終わったところでインジェークターを取り外しインジェクターのオーバーホールを行います。

 

インジェクターマシンにセットし現状の噴射状態のチェック。

噴霧パターンに問題はありませんが噴霧量に若干のバラつきがあります。

それぞれのインジェクターに取り付けられている小さなフィルターを取り外し、インジェクターの開閉を行いながらの超音波洗浄を行います。

30分ほどの洗浄を行ったあと新品のフィルターの取り付け、再度噴霧状態のチェックを行うと作業前に比べて噴霧量のバラつきは減少しオーバーホールによる改善を見ることができました。

 

インジェクターを車両に組付けエンジンを始動。

現在入っているエンジンを抜き取りフラッシング用のオイルと入れ替えます。

このままフラッシング用のオイルの状態で整備を続けエンジン内部に溶けだしたカーボン汚れをしっかり落としながら引き続きのリフレッシュメンテナンスを続けていこうと思います。

 

関連記事