グラプン 火入れの儀!
3ヶ月ぶりのエンジン始動
グランデプント・アバルト ヘッド交換作業の最終章です。
各部の組み付けを着々と進め、いよいよエンジンに火を入れる段となりました。
エンジンオイルを入替え、クーラント(この段階では真水)を入れ、組付けた各部の状態を最終チェック。
バッテリは、随分と放電していたのでこの日の午前より、メンテナンスチャージを行いました。
セルモータを回し、エンジンに火を入れます。
この瞬間は長年メカニックをやってきていますが、やはり緊張するもの。
始動直後は、バルブリフターのオイルが抜けている事もあり、メカニカルノイズが出ますが油圧が行き渡ると直ぐに消える事を確認し、一安心。
アイドリングの安定感・スロットルの反応・オイルや水のリークの有無・排気漏れやエアー吸いの有無 一連の基本的な点検を暖機しながら確認します。
その後、クーリングファンの作動確認までを終え、テストラン。
まだ組付け後は初のテスト走行なので、静か~に走行します。
テストランも無事に終了。違和感無く、走行出来る事が確認出来ました。
エンジンルームのチェック・診断テスタを通じてのチェック・ハーネスやホース類の結束と整理を行ない、仕上げに入ります。
今回のグラプンは、10月の半ばにトラブルのご連絡を頂いていました。
当時は入庫量が多く、何とか昨年のうちに引き取りをと思っていたものの、その段取りをご用意出来ず年明けの営業開始日に引き取りに行きました。
大変長らくお待たせをした1台です。
テンションの上がるドライブを楽しんで頂ける様、迅速に完成まで持ち込みます。
グラプンのメドが見えましたので、お次はコチラに着手をします。
ミッション降ろし~タイベル交換を進めて行きます。
Written by Hashimoto