C4カクタス ETG5 クラッチ交換 part2


ETG5ミッションのカクタスは、クラッチ交換作業の進行中。
フライホイールは、DMFでは無くソリッド製品です。
後にジャダーを発するといけないので、現状酷い状態ではありませんが交換します。

新しいフライホイールには、クラッチカバー位置決めのノックピンが付いていませんでした。
旧いフライホイールからノックピンを抜き取り、付け替える必要があるのですが表から掴んで引っ張る程度では抜けてこないのがノックピン。

位置を出して、裏側に穴を空けてコンコンと叩けば綺麗に抜き取れます。
フラホイールを再使用する場合(研磨の場合)は穴を空けるのはNGですので、溶接抜き取りや加熱抜き取り方を用います。

クラッチ単体テストはお決まりの作業。


良い感じの軽さを確認しました。
この作業を行う様になってから、あらゆる車種において失敗が無くなっています。
同業者の皆様も是非、行って下さい。
交換後のクラッチが切れない・重いといった組んでしまってからでは後戻り出来ない分野を、明確に数値化できます。

プレッシャプレートと、フライホイールの間に隙間が出来る事。これがクラッチが切れている状態です。
どれだけのストロークで、遮断が始まるかを確認するのも重要な確認項目です。

トランスミッションマウントの交換も行います。
結構下がっているのが確認出来ます。

この後は一気に組み付けを進め、キャリブレーションを施工し、作動確認・試運転へと移行します。
Written by Hashimoto

関連記事