兼松由奈さんの124にMCBをセットアップ

アバルト124スパイダー用 MCB®️(モーションコントロールビーム)
株式会社アイシンが、シャシー歪に関する豊富な知見に基づいて、全く新しい発想から開発したMCB®️(モーションコントロールビーム)。ステアフィールから不要なノイズ成分を取り除いて雑味のないスッキリとしたインフォメーションをもたらします。操舵のアンダーシュート/オーバーシュートを低減することでより自然な操舵感が得られ、ライントレース性を向上します。
MCBの内部構造はアイシン独自のもので、フリクションダンパーがボディ歪の振動エネルギーを吸収して反動を抑え、ディスクスプリングが歪を中立状態に戻すのを助けることで素早く収束させます。フリクションダンパーは僅か0.03mm/sec以下の伸縮ストローク速度から最大値の95%のダンピングを発揮し、ごく普通の走行、ごく普通の運転操作においても十分に効果を体感できます。
*XAS社サイト MCBページより引用*
今回はラリードライバー 兼松由奈さんの124スパイダーに MCB のセットアップをお任せ頂きました。
マツダ・ロードスターには備わらなかったストラットタワーバーが、124には標準で装着されています。
チープな設計と言えども、メーカーが標準でそれをセットするという事の裏には「必要であった」という以外の言葉は見つかりません。

先ずは既存のタワーバーを取り外す事から作業がスタートします。


ベースプレートも取り外し、ストラット・タワーが露出します。

そこへ、MCBに付属するベースプレートをセット。

覆い被せるように、既存のベースプレートをセット。


フロントのセットアップは、付いているもの(見えているもの)を外せば、容易に取り付ける事が出来ます。
リヤ側は手探りかつ、鋭利な金属部品の中に手を入れて、施工します。
従って、不用意な力を掛けると、金属パーツの端面で手を痛めるリスクがありますので慎重に施工します。
純正のスチールブラケットを取り外します。

外したプレートの変わりに、MCBブラケットを装着します。

ブラケットは、リヤストラットハウジングとボディパネルを繋ぐようにセットします。これにより、モノコック剛性を向上する狙いもあり。

左右のブラケトを繋ぐように、MCB本体をセット。
ストラットタワーバーの場合は、強度向上のみを目的とするところ、MCBは剛性向上とボディパネルに生じる歪を吸収する2つの役割を果たします。

先日取り付けさせて頂いたNDロードスターの時も感動を覚えましたが、今回の124においてもその印象は同様に
安定感の向上・転がりの円滑化・ステアリングフィールの向上などMCBならではの良さが引き立つ仕上がりに満足です。
今回、車検整備のご依頼を頂きその中でMCBのセットアップを承る流れになりました。

納車の際にテストランを行っていただき、インプレッションを頂いています。
「お店から出る時点で、乗り心地が良くなってるのがわかり感動しました。
タイヤの転がりがスムーズになったような感覚で、細かい路面のノイズが減り、絨毯のような路面を走っているような乗り心地です。
長距離も快適で疲れにくくなりそうなので楽しみです!」
兼松由奈さんのコメントにもある様に「店から出る時点で変化を感じる」事、これはMCBを装着した直後から感じる事です。
普段から乗り慣れた車であれば、変化に気付くのに理解できますが、取り付けを行ったメカニックでも即座に気付く事です。
それだけ大きな変化が、分かり易く出てくると言う。これがMCBの面白さ、そして醍醐味です。
乗り続ける事で、更に色々な変化を感じる事が出来る様になり、無い状態には戻れなくなるのですよね。
Written by Hashimoto













