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工場通信

ルーテシア3RS 足回り?駆動系?異音の追求

お預り中のルーテシア3RSにおける、トラブルシュートのひとこまです。
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随分と前から気になっていた音の修理と合わせて、クラッチ機構交換のご依頼で
入庫しました。

分解を初めてしまうと、原因が見つけづらくなるのが目に見えていた為、作業開始前に
できる限りの点検を行います。

異音の発生周期は不特定で、常時出る状態では無い為に非常に確認が難しいタイプの
音を追及しなくてはいけません。
ステアリングを左へ切り込み、ゆっくりと前進・後退を繰り返す際にパキパキとした嫌な
異音を発しています。
足回りからなのか、トランスミッション内なのか、ドライブシャフトなのか?
難しいです。

迷いに迷った挙句、やはりこの手段により最終確認を行いました。
サウンドスコープ・シャーシイヤーです。
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これは、6個のマイク付きクリップを疑わしい箇所へクランプし、配線を室内へ引き込み、
同乗者に測定箇所を切り替えてもらいながら、ヘッドフォンで特定の箇所の異音を
聞いてもらい、音の発生箇所を絞り込む為の道具です。
余程の事が無い限り、使用しない最終兵器ともいえます。

このように洗濯バサミを疑わしい箇所に挟みます。
洗濯バサミにそれぞれマイクが仕込まれています。
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マイクより生えるケーブルを車内に導きます。
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この手間がなかなかで、気軽に使用できない要因のひとつです。

ですが、その甲斐あってようやく原因に辿り着けそうです。
作業準備が整い次第、分解点検を始めます。