ルーテシア3RSに機械式LSDのセットアップ
GRIPPER LSD for LUTECIA/CLIO 3RS


多種多様なセッティングでニーズに沿う 英グリッパー社のLSDで戦闘力アップ!

ルーテシア3RSのお客様よりご相談を頂いていました。
サーキット走行をより楽しみたい。FFの弱点克服の特効薬とも言えるLSDの組付けです。
この1年ほどの間に、モータースポーツの楽しさを知られたお客様。
何度かの走行を重ね、LSDを纏った楽しさを味わいたい!という気持ちの変化が芽生えたそうです。

確かにそうなのですよ。
FF車+LSDの組合わせは、FRとは全く違う楽しさを堪能出来ます。
コーナーでアクセルを踏めない・ガマンを強いられる。この弱点をLSDがうま~くアシストし、グイグイ攻めるフィーリングを楽しめます。

セッティングにより、車の性格をがらりと変化させるのも面白いポイントです。
頑丈なケースが特徴のグリッパー社のLSDは、耐久性が高いことも特筆すべき点です。

この部分が性格を変える役割を担います。
ケースに隠れてカムは見えませんが、画像の箇所は味変用です。
内部のカムを画像の位置に組替えることで、1機のLSDで2通りの変化を付けることが可能です。
内部プレートの組合わせにより、作動時の強さを調整する事も可能です。

ミッションケースを開けて、直立のギヤ機構を取り外します。

ここまで分解し、ようやくデフの取り出しが可能です。

新しいデフベアリングを、ミッションケースに納めてここからは少し長い道のり「プリロード調整」を行います。

プリロード調整は、ベアリングとアウタレースの寸法調整の様な作業です。
無数にある厚みのシムを組替えて、丁度良いトコロを導き出します。

ルーテシアのミッションで厄介なのは、サイドカバーを持たない構造の為に
ケースを組付け・測定・NGな場合は再度分解・ベアリングレースをケースを加熱して取り外し・シム剪定・再度組付け
この流れを繰り返します。

計算で算出しづらい構造ですね。
今回のシム厚は 2.34mmに決定。


これらを繰り返して、良いトコロが出たらようやくリングギヤを取り付けて、残りのギヤを組付けます。

プリロード調整が無ければ、もっと早い段階で組終わるのですが、ここが最重要ポイントでもある為手抜きができません。
良い感じに調整が出来ましたので、引き続きの組上げを進めます!
Written by Hashimoto

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