フィアット ムルティプラ リフレッシュ作業の開始です。PART.3

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フルリフレッシュ進行中のムルティプラです。エンジン警告等の原因、ラムダセンサの取り付けを行います。
旧センサーは、金属同士の固着により外れませんでしたので、マニホールドを取り外し、熱を掛け取り外しを行いました。

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新しいセンサのネジ部には、ラムダグリスを塗布し組み付けるのですが、おそらく次回の取り外しの際も困難になるのだろうとは思います。

オルタネータ付近へのアクセスの容易なうちに、ステージ1メンテナンスの作業も進めます。
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耐熱対策を施したプラスケーブル、オルタネータのプラス端子からバッテリープラスターミナルまでを結ぶ物です。

この際にタイミングベルトの交換も進めます。
カバーを外すと、マーキングの痕跡がありました。
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なんとなく同じような場所での組み付けは可能だと思いますが、どうもこのやり方は好きではありません。

カムエンドカバーを外し、SSTを装着します。
この方法なら、マーキングは不要です。
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予想は的中です。マーキングでの組み付けでは、SSTが装着できません。つまり、タイミングにズレが生じているという事になります。
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カムのエンドと、SSTの内側の関係性はご覧のような構造です。
カムエンドに設けられたクボミに、SSTの位置決めピンがカチッとはまり込みます。

ひとまず、セオリー通りに組み付けを行います。
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その後、加工を行ったSSTでカムポジションをより正確な位置に固定します。
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カムプーリーのスプロケットを緩めると、微調整が出来る構造ですのでこの一手間でエンジンの調子は良くなります。

元々の合いマークの確認が、こんな感じの設計と言うのもイタリアンを感じます。
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タイミングベルトカバーに一合わせの切り欠きがあり、カムスプロケットと合わせるのですが、ベルトカバーが毎回同じ位置に
セット出来るのか?という点に不安を覚えます。

どんな車のエンジンもそうですが、バルブタイミングがおおよその正規の位置である事と、ルーズな位置である事で大きくエンジンの性格が
変わります。SSTはおおよその正規位置での組みつけが可能です。もっと詰める場合はダイアルゲージや分度器が必要になりますが
レースエンジンで無い限り、掛かる時間・手間・コストを考えると割愛します。

引き続き作業を進めます。

Written by Hashimoto

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