プジョー2008 5BA-P24HN05 にV-UP16の取り付け


プジョー2008 GT LINE にV-UP16の取り付けです。
この車、乗ると凄いんです。エンジン排気量は 1200ccで典型的なダウンサイジング系と解釈できるのですが、ターボ制御のかしこさと、8速ATのきめ細かなロスの無い駆動伝達により小排気量を感じさせないフィーリングです。

「お~っ」と感動すらしてしまいました。技術の進歩はすごいですね。

V-UP16は、イグニッションコイルの供給電圧を昇圧する装置ですので、電源線に対して結線を行います。最近は3気筒エンジンへの取り付けを多く行っていますが、なぜか全車コイルへコネクトされる配線の取り回しが異なります。エンジンの種類が多いという事ですね。

電源線を調べた所、カプラに向かって右側の配線が電源線でした。該当配線を、後の結線の事も考えて丁度良いところでカットします。グレー・白・青 とすべて異なる配線色でした。最近こういう仕様が増えているのですよね。一見すると信号線かと見間違いますので、確実な判断が必要です。

結線を行った事がパッと見では分からない様にさり気なく配線処理を行います。

物凄く良い場所が空いていました。ステーを介して綺麗に取り付けの出来るプジョーは珍しいです。

しかもステーの取り付け部は、車両のアースポイントも兼ねていますので、環境は最高です。V-UP16のケースが旧タイプなのは、以前にお乗りであったお車からのリユースだからです。この度、この2008をお買い上げいただきましたので、現在納車整備を行っています。

試運転後の印象としては、やはり下の力の出方が自然になっているという事に尽きます。装着前も十分に速いのですが、それがターボの力である事に気付かされました。低回転・低負荷状態でも直ぐにタービンが回っているのですね、このエンジンは。
なるべくターボを使わずに走ろうとしても、すぐに加給が掛かり始めます。
なので、体に伝わる加速感は「グオー」っと押される様な印象でした。

V-UP取り付け後は、より小さなアクセル開度で、優しい加速~綺麗な加給への繋がりを感じられます。
高速道路域は、試運転ではテストできませんがきっと良い結果が出ているのだろうと期待できます。

ダウンサイジングにも、そうで無い自然吸気にもイチオシのV-UP16です。
そのエンジンの足りないトコロを上手に補う、とても魅力的なパーツです。
Written by Hashimoto

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