オーバーホールを終え納得の結果に満足!


オーバーホールを進めていたサスペンションが戻り、組み付けを行います。
施工前にゴトゴトと異音を発していた500ツインエアーは、内部のオイル漏れが激しかったとの報告をエナペタルさんより頂いています。
フロントダンパーのメタル打ち替えも行い、シャキッと生まれ変わったビルシュタインB14改 E12仕様(E12とは、エナペタルさんで実施する減衰力調整機構の事)です。

リヤ側に関しては、ロワブッシュの状態が悪くなっているのが気になりました。
内部のカラーが抜け出てくる様になっています。
ブッシュ打ち替え・オーバーホールという内容で進めてしまうと、新しいダンパーが買えそうな金額になります。
この際ですから、リヤダンパーの容量アップを行う運びとなりました。

リヤダンパーは、これまで使用してきた減衰変更を行ったダンパーのセッティングを参考に、ワンサイズ太いピストンへと変更し容量アップ。
長さはこれまでと同様の寸法にて新規作成です。

各部の組み替えを進めています。
スフェリカルアッパーマウントを使用しているお車ですので、ピロボールベアリングの状態チェックや、その周辺のベアリング類も合わせてリファインを完了。

オーバーホール前のサスペンションテストの結果がこちら。

そして生まれ変ったサスペンションのテスト結果!

まるで別物です。

しなやかさと、キレ・包容力が格段に向上しています。
スプリングの変更は行っておらず、減衰特性を少し変更しています。
リヤ側は、これまでのセッティングに準じて新規作成を行っているのですが、やはり太いシリンダ/ピストンは乗り心地がとても良くなります。
ドンドンっとなりがちなトーションビーム構造ですが、そこを上手く制御するダンパーに仕上がりました。

乗って頂ければ直ぐに違いに気付く。ワインディングをとても気持ち良く走れるはず!
Written by Hashimoto

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