ヘッドライトは職人技で輝きを取り戻す
コストは掛るがこの手法がベスト


ルーテシア3RSは、ヘッドライトのリファインご依頼を頂きました。
いつものことですが、黄ばみと くもり は写真で表現しづらいです。
上の画像と下の画像、それぞれがそこまで酷い状態には見えませんね。
画像で見るより、現車はとても傷んでいます。
例えるならば、同じバルブで点灯させても明るさが異なる程です。

2人の職人に依頼を掛け、仕上がったヘッドライト。
1.クリアコートの完全修復
これは、透明度を失った樹脂表面を極限まで切削し、クリヤコートを再施工する内容です。
2.プロテクションフィルムの施行
これは、クリヤコートの整った樹脂表面に、専用のフィルム貼りを施行する内容です。
フィルムを貼るメリットは、なんといってもクリアコートの耐久性の向上です。

クリアコートは経年劣化しますので、透明度の維持は難しいです。
劣化進行を食い止める力が、フィルムにはありますので、併用することで永き渡り綺麗を維持します。

弊社の依頼をする職人さんは、どちらも高い腕前を持ち合わせています。

その為、クリアコートの補修も、フィルム施行も、素晴らしい仕上がりを魅せます。

分厚く硬いフィルムは、綺麗にカットするだけでも至難の業でありますが、カット面が美しい事も特筆すべき点。

綺麗すぎて、フィルムの境界線なのか、樹脂成形の線なのか、判別が不能なレベルです。

順調に組み付けを進める中、途中で行う灯火類の点灯テストにおいて、ロービームに取り付けてあったHIDが片側不点灯でありました。
HIDは過去の産物の様になりつつあるマーケットにおいて、現在弊社では取り寄せ不可能となっている事もあり、H1 LED バルブに置き換える流れに。


イグナイタ・バラストの類いはこれを機に撤去します。

組戻しを進め、LEDライトの点灯状況の確認と合わせて、光軸調整を進めます。


透明度が復活し、経年を感じぬ目の輝きを取り戻しました。


仕上げにGAIN DRIVEをセットして、アップグレードをお楽しみいただきます。

ライトが美しくなり、見た目と視認性の向上。

GAIN DRIVEは、ルーテシア3RSの場合はスロットルレスポンスに特化して効果があるという話を、装着頂いた方々より伺っています。
シフトダウンの際に、煽るスロットルペダルからのそこに反応するエンジン回転の上がり方がとてもリニアになり乗り易い!との事。
もたつく電子部品の性能を叩き起こす、面白いアイテムです。

Written by Hashimoto

 

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