RCZ 6MT ラジエター交換作業


プジョー RCZ は予防整備として、ラジエタの交換についてご依頼を頂きました。
昨年に、MCBをワンオフでのセットアップご依頼を承った車輌です。
画像中央にチラッと移るMCBは、影ながらとても良い仕事をしています。

RCZ R には標準で備わる アルコン製の大型キャリパーとディスクロータ。
今回の車輌はRでは無く、6MTモデルですので本来はスチールの鋳物キャリパが装着されています。
2年ほど前にコンバージョンを承り、セットさせて頂いた経歴があります。

RCZのラジエタ交換は、バンパーを外す必要があります。
その他のモデルは、全般的にバンパーを外さずに交換が可能な事が多いです。
バンパー脱着の有無は、作業性に大きく影響し、出来れば外さずに変更が可能であると円滑に施行ができます。

昨年は、インタークーラが赤色だったのですが、派手で目立ち過ぎるというお客様の意向でシルバーに変更されていました。

ホースメントバー・コンデンサ・インタークーラーを取り外し、ラジエタを抜き取ります。
エアコンのガス回収は行わず、コンデンサをずらせば、ラジエタが取り出せる設計からメーカーの優しさを感じました。
こういう瞬間に、作業の際の事まで考えて車が作られているのかどうかが理解出来ます。

付けたら、付けっぱなし。の様な車が昔は多かったです。

ラジエタは、国内では純正・OEM共に欠品でしたので海外より取り寄せを行いました。
他車種に比べると、ラジエタ単体の価格がお高い事も特記事項であります。

接続されるチューブの交換も行いながら、組み替えを進めます。


この後は復元組付けを進め、サスペンション関連についてお客様のご希望内容を進めます。
Written by Hashimoto

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