うわっ!思った以上に酷いヒビに遭遇!
C3 HN01 タイミングベルトの交換

シトロエン C3 3気筒ターボ エンジン搭載モデルの作業をご紹介します。
先日、車検整備でのお預かりをさせて頂き、その際にベルトチェックを行ったところ「ヒビ割れが発生している」ことを確認していました。
とは言いましても、本当の意味でのチェックは冒頭画像の様に分解をする必要があり、普段のチェックはオイルフィラーキャップを開けたところから、わずかな視界の中で確認をできるレベルであります。
直視ができないため、確認し辛いのが難点です。
今回は、ベルト交換の目的で改めてお預かりをさせて頂き、交換作業を開始すると「思った以上にヒビ入ってる!」という事を改めて目の当たりにします。
作業を進めていきましょう。
3気筒エンジンには過給機付きと自然吸気の2種が存在するのですが、その中にも前期・中期・後期の種別が存在します。
初期モデルはベルトの状態が不安定であり、注意が必要です。
この手のエンジン、ベルト交換に際しては良いツールが設定されていまして、純正のツール精度の高さと作業性の良さが際立ちます。


インテークとエキゾーストでは、SSTを装着する位置が異なります。
NAエンジンの場合は。カムエンドは使用しないのですが、過給機付きの場合はカムカバーの形状の都合上で今回の様なSSTを使用します。
作業過程を経て、取り外したタイミングベルトの状態をご覧ください。
そうとうに深いヒビが入り込んでいます。


3層構造のベルトですが、表面層はとてつもなく深いヒビが生じており、中間層にまで届いているのがわかります。
これは本当に危ない状態でありました。
施工間にベルトのひび割れに気付くのがとても難しいため、ご覧のような状態で走行を続けている同型車も多いのではないでしょうか。
ベルトセット・ウォータポンプ・エンジンマウント、これらの交換を行います。



ドライべルトでは無く、ウェットベルトですので作業中にオイルが沢山、手に付着するが作業性を妨げます。
チェーンドライブにしておけば良いものの、どうしてベルト式にしたのでしょうね。
こういう構造に対する、設計者の意図の真相を知りたいと思う場面は多々あります。
弊社では少数派のエンジンですが、今後の管理状況とコンディションチェックは今までよりも慎重に行いたいと思います。
Written by Hashimoto













