プジョー207 ロワアームのリペア


クラッチや、タイミングチェーンの作業を進めている207GTiです。分解最中に発見した、今やるべき内容を追加で作業を進めています。
追加作業はサスペンション・ロワアームの修理です。先端のボールジョイントの緩さ・内部消耗によるガタつき、を見つけました。ロワアームボールジョイントの不具合は、運転中の違和感や異音に繋がる為確実に修理しておきたい項目です。
簡単に交換・組替えができると嬉しいのですが、ボルトナット式の固定では無くほぼ非分解式の意地悪構造なのです。よって、ボール盤に固定しドリルで穴を開けながら取り外します。

ついでと言っては何ですが、ロワアームに圧入されているブッシュも組み替えを行いました。


GTiには、片側2個有るブッシュの1つはピロボール式です。これは206時代からの流れを引き継ぐ構造ですね。残念な事にガタが出やすい事と、ピロによる恩恵を感じる事が無いので今回は高耐久なラバーブッシュへとコンバージョンします。

組み替えを終え、清掃と防錆処理の完了したロワーアームです。
車種により、細かなパーツ供給のある場合と、そうで無く本体ごとのみの場合と様々ですが様々なケースに合せてパーツを取り揃えています。

各部の組み付けを進め、続いてはステージ3メンテナンスへと移ります。
Written by Hashimoto

関連記事