プジョー508はタイミングチェーン関連のメンテナンス


各部の作業が順調に進んでいるプジョー508です。
カーボンクリーニングから始まり、ステージ1メンテナンスエンジンマウント関連の交換を行いました。

続いての作業は、エンジン性能の善し悪しを左右する「バルブタイミング機構の整備」です。
1.6ターボエンジンを搭載したシリーズ車両なら、どのモデルもが対象となるエンジン基礎環境の整備です。

カムシャフトカバーを外す為に必要箇所を分解します。その後、ピストン位置を正確に検出し、その時のカムシャフト位置がどこにあるのか?を確認する事から始めます。
専用の工具などを用いて現在カム角度が何度なのか?何度ズレているのか?を確認するのですが、今回はエキゾーストで1度 インテークで3度 ズレが生じていました。このズレはタイミングチェーンの伸びからくるものでして、同時にチェーンが使用限界に達していないかも確認します。

ダミーテンショナと呼ばれる、SSTをテンショナ取付位置に合せて、寸法の確認を行った所、許容値内に納まっていました。今回は油圧テンショナのみを交換します。

その後、カムシャフトをそれぞれ正規の位置に調整します。

カムロック用のSSTの設計精度が非常に高く、ほんの少しのズレが有る場合は適正位置にセット・取付が出来ません。
角度の補正後は正しくSSTが取付られるようになりました。

これでエンジンの冷間時の異音が改善され、適正なタイミングになった事でエンジン出力も良い方向に向いた可能性が高いです。

引き続き作業を進めます。

Written by Hashimoto

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