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工場通信

ABARTH PUNTO EVO 不具合箇所の改善

車検整備を進行中の、アバルト プント エヴォの作業風景です。

サーキット走行も行う車輌ですので、それ故の波及が目立っていました。

ひとつは、リヤのハブベアリングの不具合です。
試運転の際に直ぐに気付くのが、走行に伴なう「ゴーー」っという激しいノイズです。
どこかのベアリングに不具合が起きているのは、わかりましたが左右共にという状況には驚きました。
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車輌より取り外したリヤのハブベアリングです。
内部グリスの劣化が進み、ベアリング機構にまで大きなダメージを与えています。
ノイズも大きいですが、ガタつきも発生していました。

新品へと交換しますが、そのまま組むのでは無く、ちょっとした対策も合わせて施工しました。
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新品のベアリングには、グリスが封入されていますが、それだけでは不安でしたので
当社で普段から用いるグリスも補充填して汲み付けを行います。
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高温使用に耐える良質なグリスです。

全量の入れ替えが出来るのがベストですが、シールの再使用が不可能な為、表から
グリスガンにて詰め込みます。

エッセエッセに使用されるドリルドロータも交換します。
ハードブレーキングを物語るディスク面の荒れが目立ちます。
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各部を組み付けてリヤのハブ廻りは完了です。
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サーモスタット廻りの部品交換時に気付きましたが、センサーハーネスの被覆が熱害により
溶けていました。熱がかかった事により被覆も硬化しており内部の銅線が露出しています。
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今まで何のトラブルも起きなかったのは、偶然としか言いようの無い状態でした。

こうなった場合は、不具合の起きた箇所の配線を交換します。
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コネクタの単体が在庫設定の無い物であった為、コネクタは再使用です。
繋いだ配線の外側に断熱材を巻き付けました。

そのご、それらを覆う保護材を巻きつけ完了です。
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サーモスタットの交換を行った事で、気付いたトラブルですが、何も起きる前でよかったです。